更新日:2026年4月1日
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日時:令和8年4月1日(水曜日)午前10時00分~午前11時00分
場所:県庁2階講堂
皆さんおはようございます。
このたび、晴れて鹿児島県職員となられた皆様、誠におめでとうございます。
採用された皆さんを心から歓迎いたしますとともにお祝いを申し上げます。
また、数ある選択肢の中から、この鹿児島県庁を選んでいただき誠にありがとうございます。
皆さんのこれからの御活躍を心から期待いたします。
現在、我が国においては、本格的な人口減少や少子高齢化の進行、グローバル化やデジタル化の進展、カーボンニュートラルの要請、そしてウクライナや中東などにおける不安定な海外情勢、日中関係の情勢変化など、昨今の社会経済情勢は大きく変化しており、これらへの様々な対応が求められております。
これらに的確に対応しつつ、県勢の発展の基盤を確固たるものとするため、本県の基幹産業である農林水産業、観光関連産業など鹿児島の「稼ぐ力」の向上、地域や各種産業を支える人材の確保・育成、結婚、妊娠・出産の希望がかない、子育てしやすい環境の整備など、「かごしま未来創造ビジョン」に掲げる各般の施策に積極的に取り組むことにより、「誰もが安心して暮らし、活躍できる鹿児島」を目指してまいりたいと考えております。
こうした考え方の下、県民の皆様と一緒に鹿児島の今と未来をつくるということを基本として、県政の推進に全力で取り組んでまいりたいと考えております。皆さんにもぜひその一翼を担っていただきたいと思います。
本日は、皆さんが、人生の新たな第一歩を踏み出すに当たり、県職員としての基本的な考え方について、いくつかお話したいと思います。
まず、一つ目としては、県政の主役は県民の皆様であるということを忘れないでください。
県民の声がしっかりと反映される、県民が主役の、県民の目線に立った行政を実現するために、皆さんの持っている力を存分に発揮してください。
県民の皆様の声をよく聞き、多様な行政需要や幅広い県民のニーズをしっかりと把握し、政策を議論する必要があります。世の中の実態から乖離した机上の空論になったり、県庁職員の自己満足のための政策を作ったりするというようなことにならないようにしてください。
積極的に現場に赴いて、自らの目で見て、耳で聞いて、様々な情報の収集・把握に努め、政策を企画・立案し、それを県民の皆様にしっかりと説明し、分かりやすく情報発信しながら、さらに、県民の皆様の声を施策にフィードバックし、改善するといった好循環となるように心がけてください。
二つ目としましては、是非皆さんの若く、新鮮な目と柔軟な思考で、様々なアイデアを積極的に提案してください。
皆さんが初めて県庁という組織に入っていろいろな仕事をする中で、「どうしてこのような仕事のやり方をしているのだろうか」とか「これはおかしいんじゃないか」と感じることがあるかもしれません。そうしたことがあれば、「もっとこうしたらいいのではないか」「こう変えたらいいんじゃないか」といった点をよく考えて、遠慮せずに、どんどん提案をしてください。
長年、県庁で働いている職員にとっては当たり前になってしまっている仕事のやり方、いわゆる県庁文化というようなものが、時代に合わなくなっているところが出てきているかもしれません。
先輩職員が気づかないこうした当たり前だと思っている県庁文化の改善すべき点が、皆さんの提案で改善され、県民サービスの向上や、行政の効率化に繋がることもあるかと思います。
最初の頃は、目の前に与えられた仕事をこなすだけで精一杯で、なかなか余裕がないかもしれませんが、御自身の担当業務以外の仕事や周りの動きもしっかりと見ながら仕事をするように心がけてください。
県庁全体として県政の課題にどう取り組んでいくかということを常に念頭に置いて、その中で御自身のやっている仕事の意義をよく理解して、仕事をするようにしてください。
今後、長い県庁生活の中では多くの困難な仕事に直面することもあるかと思いますが、逃げ出さず、課題に真摯に向き合うことは、皆さんにとって成長のチャンスとなると思います。失敗を恐れず果敢にチャレンジしてください。
また、トップダウンで上からの指示に従って仕事をするというのではなく、自ら考えて行動し、職位にかかわらず、主体的に様々なアイデアを提案して、活発に議論を交わしながら、みんなでよりよい政策を作り上げていくという風土、職場づくりに、皆さんと共に取り組んでいきたいと考えております。
政策の議論をする上では、縦割りの弊害に陥らないよう、広い視野で多様な見方ができるよう、経験を積んでいただき、各部局間でしっかりと連携をとって政策を検討してください。
三つ目は、公務員としての自覚と誇りを持って、公正公平かつ適正に職務を執行し、県民の皆さんに信頼される職員になってください。
県民の皆様の信頼を得るためには、県民の皆さんが満足できる行政サービスを提供することはもちろんですが、職員一人ひとりが、常日頃から、高い倫理観を持って、行動することが極めて重要です。
一部の職員による不祥事が発生しますと、当事者個人に留まらず、県庁全体が、県民の皆様の信頼を損なう事態を招くということになります。
そのような事態を招くことのないよう、勤務時間の内外を問わず、公務員としての誇りと自覚を持って、地方公務員法をはじめとする、各種法令を遵守し、公務員としての倫理の保持に努めてください。
また、あらゆる政策には説明責任が伴います。法令等を正しく理解、解釈し、これに基づき、適切に運用する必要があります。
四つ目として、キャリアパスについて申し上げます。
広域行政を担う県の役割は多岐にわたり、防災や健康福祉、産業振興、国際交流など、幅広い分野の仕事に携わることになります。
配属先として、本庁だけでも94の課室がございます。また、7つの地域振興局・支庁など、県民により近い出先機関もあります。
皆さんは、本日、こうした所属・部署の中から、それぞれの部署に配属になりました。みなさんが希望したところに配属された方も、そうでない方もいらっしゃると思います。
ただ、どの部署も県民にとって必要な仕事を行う部署であります。そのことを忘れずに、県民の皆様の役に立つよう仕事をしっかりと行うようにしてください。
皆さんは、これから、いろいろな部署で経験を重ねていくことと思います。
県内だけでなく、県外の事務所をはじめ、国や民間企業等への長期派遣や、他県・市町村との人事交流、また、海外での業務など、将来目指したいキャリアに応じてみなさんがチャレンジできる環境が整っております。この先幅広く経験することで、様々な分野で御自身のスキルや専門性を磨くことも可能となります。
どの部署の経験も全て、今後県庁で仕事を続けていく上で、皆さんにとってはかけがえのない経験となります。
与えられた部署で、県民の皆様のためにしっかりと仕事に励むことで、専門性も身に付き、次のステップに繋がることと思います。皆さんの配属部署での活躍を大いに期待しております。
最後に皆さん、ぜひ健康には十分留意してください。
慣れない業務に加えて、災害発生時や高病原性鳥インフルエンザといった危機事象への対応など、ときには突発的な対応が必要になることもあります。
そのような時は、特に精神面での健康管理に気をつけてください。大変困難なことに直面した時、あるいは職場の人間関係で悩んだとき、決して一人で抱え込むことなく、早めに上司や同僚、家族、友人など、いろいろな方に相談をしてください。
また、一番頼りになるのは、今日一緒に入庁した同期の仲間だと思います。仕事だけでなく、プライベートにおいても悩みや喜びを分かち合える非常に大切な存在だと思います。今後、県庁での人生を一緒に歩んでいく仲間として、お互いに困ったときに助け合える関係、絆をしっかりと作ってください。
以上5点、県職員としての基本的な考え方について申し上げました。
県では、若手を含めた職員の皆さんの主体的な議論をもとに、令和6年3月に、目指すべき職員像や人材育成の取組の方向性などを盛り込んだ「鹿児島県職員人財育成ビジョン」を策定しております。ここでいう「人財」の「財」は、「財産」の「財」という字を当てております。
このビジョンでは、「挑戦」「共感」「誠実」をキーワードとした目指すべき職員像を示しております。
これは今私が申し上げました県職員としての基本的な考え方と同様の趣旨であると思います。
また、県民サービスの更なる充実に向けて、県にとって貴重な「財産」である職員の皆さん一人一人が「人財」として更に成長し、その力を最大限発揮できるよう、多様な研修メニューの提供や民間企業・市町村等との人事交流の推進、キャリアパスの提示など、人材の育成・成長に向けた取組を更に充実していくこととしております。
また、働きやすい職場環境づくりとして、デジタル技術を活用して業務の流れや仕組みを全面的に見直し再構築する、BPRによる業務効率化などに取り組むとともに、在宅勤務制度など柔軟な働き方を選択できる制度の導入にも取り組んでおります。
皆さんも、この人財育成ビジョンについて、その趣旨や内容をしっかりと理解いただき、研修の機会なども積極的に活用しながら、主体的に学び、自身の更なる成長につなげていただきたいと思います。
私も、皆さんとともに「誰もが安心して暮らし、活躍できる鹿児島」の実現に向けて県政の課題に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
終わりに、本日入庁された皆さんの今後ますますの御健勝と御活躍を心から祈念いたしまして、私のあいさつといたします。
本日は、誠におめでとうございます。
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